しらたまの飲酒ブログ

日本酒ばかり飲んでいたら、他の人は消えてしまった。別ブログではその辺の雑草とか採って食べてます→ https://shiratamarr-michikusa.hatenadiary.jp/

信州日本酒の旅 その1〜 松本市

長野県は言わずと知れた酒どころで、新潟県に次いで2番目に酒蔵が多い県であるが、よく考えてみたらあまり長野県の酒を飲んだことがなかった。長野県酒造組合のホームページによれば長野県内にある酒蔵は約80。

 

「約」ってなんなんだろう。長野県が新潟県と係争中の地域があって、そこに立地する酒蔵の帰趨が定まっていないとか、そういう生臭めの話なんだろうか*。


* 2005年に岐阜県中津川市編入された長野県旧山口村(中山道の宿場町である馬籠宿として有名。島崎藤村の出生地でもある)のことを念頭に置いた発言ではない。組合に所属してない酒蔵もあるということなんでしょうかね。

 

私にとって長野県の酒といえば、このブログでも既に取り上げた酒ぬのや本金酒造の本金だが、我が愛しの協会7号酵母の発祥蔵である宮坂醸造もある。ということで、この両蔵のある諏訪市に行きつつ、松本にも立ち寄って酒を買ったり蕎麦をすするなどしてきた。6月の話であるが、今更ながら書く。

 

 

 

 

私の生まれ育ちは岐阜なので、お隣さんである長野県にはたまにドライブとかフルーツ狩りに行ってたし、白樺リゾート池の平ホテルのCMもガンガン放送されていたので馴染みはあるんだけど、県域が広くてどこに何があるのかはよく知らなかった。調べてみたが、だいたい以下のような感じだろうか。

 

北のエリア→長野市があるエリア。小布施ワイナリーがある小布施町善光寺野尻湖ナウマンゾウ。声優の伊藤かな恵長野市出身。

 

東のエリア→上田市があるエリア。軽井沢。真田丸。声優の真田アサミ上田市出身。

 

西のエリア→松本市。うちの家族が毎年ぶどう狩りに行く塩尻市信州大学高ボッチ高原おねティーの舞台になった木崎湖(今の若い子はおねティーとか知ってるんだろうか)。声優の羽多野渉朝日村出身。

 

南のエリア→飯田市伊那市。今回の目的地のひとつである諏訪市もここ。寒天。霧ヶ峰。尖石遺跡。声優でいうと誰がいるんですか

 

うん、だいたいわかった。

 

 

車を走らせる。車中でずっとゆるキャンのサントラをかけてた。

 

まずは松本。とりあえず蕎麦をすする。

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細いしゃっきりとした蕎麦はいいものですね。

野沢菜の天ぷらが何気に美味い。しょっぱいので酒が欲しくなる。これで天茶漬けとかしてもいい。

 

その足で相澤酒店さんに向かう。相澤酒店さんはdancyuの日本酒ムックでも紹介されていた。

狭い店内に所狭しと酒が並ぶ。しっかりと長野県の酒で固められた棚。うわついていない。盤石ながっぷり四つ。

買いすぎて何を買ったか忘れてしまったので、また別途個別銘柄のレビュー書きます。

 

 

 

酒屋さんから出ると父から連絡が入った。

信州自信ニキである父から、旧制高校記念館の近くに古くからの喫茶店があるとか、松本城の階段は急だから気をつけなさいとか色んなアドバイスをもらい、電話を切り、そのまま亀田屋酒造店に向かう。

 

途中でラッピング電車を見かける。鉄道むすめシリーズのひとつなのだろうか。

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池田屋酒造店は、アルプス正宗と金蘭亀の世という銘柄がある。10年くらい前に、塩尻の小坂田公園の道の駅に池田屋酒造店さんが来ていて、そこで試飲させてもらった金蘭亀の世の純吟がとても美味しかった。今回は蔵で4,5本購入。またレビューを書く予定。

うち1本は父母へのお土産用に大吟醸を買っていったが、後日、父がもっと辛口の方が良かったと言っていたと母から聞いた。大吟醸返せ。

 

亀田屋酒造店さんのすぐ近くに大信州酒造さんがあり、是非行きたかったのだが時間の関係で叶わなかった。大信州は最近スパークリングでも評判高いし、また行ってみたい。

 

 

夜は美ヶ原温泉の旅館すぎもとに宿泊。

すぎもとさんには、店主が旅館に顔を出してる時だけ店主が打った蕎麦を食べられるという店主ガチャがあり、見事ガチャを引き当て蕎麦を啜ることができた。歯切れのよい美味い蕎麦であった。

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松本に一泊したのち、念願の諏訪に向かう。つづく。