奥飛騨のカップ酒が美味い
先日、中部国際空港から家に帰る時にふと立ち寄ったコンビニで、カップ酒が目に留まった。
ほぼ初めてと言っていい程に、自らすすんでカップ酒を購入して飲んだ。
これには前日譚がある。
先日、伯楽星や愛宕の松で有名な新澤醸造店さん(宮城県大崎市)の酒を飲む会に参加するため、名古屋から仙台に飛んだ。
その会でお聞きしたのが、新澤醸造店さんが出している愛宕の松のカップ酒は、瓶詰めされている特別純米酒と中身が同じであるという話。
カップ酒を飲んだことはあるものの、自発的には飲んだことのないカップ酒素人童貞の身分であるため 、カップ酒がそんなに高いスペックでありうるとは思いもよらなかった。
カップ酒について無知であったことへの反省の念を抱え、名古屋への帰途につく。
空港に向かう前の仙台駅の酒屋で、早速カップ酒を買ってみようと思ったものの、結局、ふつうに瓶詰めされている伯楽星特別純米酒とあたごのまつ純米吟醸を買い、大満足で店を後にした。
中部国際空港に降り立ち、水を買おうとコンビニに入ったあたりで、そういえばカップ酒を買い忘れたことに気づいた。
コンビニの棚を見ると、奥飛騨酒造(岐阜県下呂市)の奥飛騨のカップ酒。
それまで知らなかった銘柄だが、旨味ときれいさのバランスが程よく、燗につけるとおおらかに味が膨らみ、すごく美味かった。
公式サイト → http://www.okuhida.co.jp
さて、カップ酒を冷やして飲む。
雑味がなくクリア。
特定名称酒である旨の記載はないが、本醸造だとしてもおかしくないくらいの品の良さがある。
甘辛い味付けの和食と合わせると、口がさっぱりしてよい。
豚の生姜焼きで白飯を食って、最後にカップ酒をクッと飲み干す。